kiroku

不確かなこと

何でもないことのすてきなこと。

仕事を早めに切り上げて恋人と夜ご飯を食べに行く。恋人の家からすぐ近くのイタリアンで、家もお店も近いから、車はお店に停めるのが一番効率がいいけど、でも恋人の駐車場にする。家の下で待ち合わせる。 数日前にも会ってるけど、少し経つと緊張する。あい…

春の日高山脈

雄大な山脈 残雪で森の青さ 知る

光さす庭

温室 こういう吹き抜けの植物園みたいなスペースが近所にほしいな https://youtu.be/Kxxc4cxluzs 光さす庭 少女革命ウテナより

そこのみにて光輝く

二風谷アイヌ文化博物館にて

季節の移ろい

今年もちゃんと秋が来た。 人間界では色々あっても、自然は何もなかったように季節になったら咲くし、色づく。 それがうれしい。 私が愛してやまない剣山に 人生初、一人で入山。 心細さもあったけど、それ以上に体が喜んでいた。 午後2時から登りはじめる。…

静かに沈む

静かに沈む、という言葉がふさわしい日没だった。 湖畔を歩く体験はよい。 一人だと心細いから、二人だとなおよい。 美しいな、木の影が。 湖に映った光が。 知らないだけで、 ここではこうやって毎日、太陽は静かに沈んでいるんだ。

水灯利と縦について

雪舟えま氏の『幸せになりやがれ』が死ぬほど好きだ。 この本に出会って、登場人物に出会って、 どれだけ私の人生は豊かになっただろう。 舞台になっている小樽に週末行く。 小説はもちろん読み返した。 あの本はどの時間帯に読んでもだめ。 一人で読まなき…

明るさ

人の心を動かすもの

恋人から「喜怒哀楽、表情が豊か、感受性が豊か」と言われた夜、自分について少し考えた。今の私がこれに当てはまっている気がしなかったから。 仕事で久しぶりに都会に出て、美術館を三つ梯した。 1つは蜷川実花展、2つ目はキスリング展、3つ目は三岸好太郎…

昔のことだと知っておきながら、

人はなぜ過去に執着してしまうのだろう。 私と出会う前のあの人は、どういう生活を送っていたのだろう。何を考えて、人を好きになって。私のどこが好きなのだろう。 口に出すことはなくても、気になることはたくさんある。それは、出会えたこと以上にこれま…

佐綾とマヤ

うっすらと目を開くと全身が眩い光に包まれているのがわかる。同時に頬を撫でるやわらかい風。4月下旬。ようやくここ、北国にまで春がやってきた。ベッドに仰向けの状態から窓の外を眺める。晴天。すがすがしい気持ちにさせる青空と、久しく見ていなかった…

3.11

一年前、仕事で福島に行った。 震災から8年と報道されていたあの日あの年。 1年はあっという間に過ぎて、10年目もせわしなくこんな風に一瞬なんだろうか。 一瞬に感じられるのは、ずるいことかもしれない。 ずるいことだと、思ってしまう。 (2019年3月1…

本当の"家族"とはー朝ドラ「なつぞら」から考える

ツイッターではたまに書いてることのまとめ。あくまでも一視点です。 あらすじ:北海道・十勝の酪農家の家に住むことになった戦争孤児のなつが漫画映画に出会い、アニメーターを目指す物語 https://www.nhk.or.jp/natsuzora/ 住んでいる地域だからという贔屓…

Fukushima

ニューまごころチェーン

久しぶりに博物館に行った。小さくてこじんまりした化石博物館。 わたしの元気の源で、展示される化石とか骨格標本をみるとどうしてもエリザベス・ハンドの「冬長のまつり」を思い出してしまって胸が熱くなる。時間をとってまた読みたい 宙に浮いている鯨た…

春。

北と西と、山に囲まれている地いる。 車で1時間も走れば麓の方まで近づく距離にはいるけれど、近づかなくても他に山を遮るような大きな建物はないから、マンションの庭からも会社からもどこからでも見える。 それが心の癒しというか、仕事で外に出た時に建物…

うどん

うどんの写真を初めて撮ったかも。 佐綾と千草(前回の:卒業 - kiroku)がうどんを食べに行く話書きました。時間が前後しますが、卒業式より前の話です。↓ ある日気づいたことがある。 私とマヤの組み合わせはよくあっても、私と佐綾でどこか出かけたことが今…

卒業、その後

マヤ、佐綾、千草の卒業式後を友人が書いてくれました。 こちら↓ それから - 無響サイレン わたしの手を離れて描かれる彼女たちが愛おしいーー… ちらし寿司いいね。 科子、有子、幸さんの話も合わせてお読みください 続編もどんどん書いていきたい気持ちが溢…

卒業

今日は高校の卒業式。この日くらい晴れてくれればいいものの、わたしの高校は何故かいつも雨だ。今年も雨だった。式が始まる前の教室では既に涙ぐむ生徒もいて、みんな3年間通ったこの学校との別れに想いを馳せていた。わたしもその中の一人になるんだと思っ…

南城市

去年最後の記録

2016年12月29日 実家に帰省したわたしは吉祥寺にむかう。用事ひとつめは雪舟えまのサイン本を買いに。ふたつめは百年に行くこと。 行くとき、中野駅を過ぎると乗客の雰囲気が一気に変わる。車内にあたたかい空気が漂い出す。昼間だったから日差しが入ってあ…

雪の日の記憶を共有する

「雪ふってるの、初めてみたんです。しんしんと、静かにふるんです。」 「雪は音をすうから。雪の日の夜はいつも以上に静かだよ。わたしはそんな日は決まってソファーに寝転んで、降り続く雪を眺めるの。うちは窓が大きいから、よく見える。外は本当に真っ暗…

近所の公民館

この日は天気が悪く、でもぎりぎり雨は降っていなくて湿気と、雨が近い匂いがあたりに充満していた。「空間みんなの風景」の製本は公民館の長机で作業された。 作業中、どこか懐かしい感じがしていた。でもこの懐かしさはあまり喜ばしい懐かしさではなく、む…

文フリ/エ52

沖縄も冬の兆しがみえる。 もう半袖では寒いし、寝て、目が覚めてからの雰囲気にはもう、少しさみしさがある。 そういうことってある。 今年の思い出が多すぎて、いつから今年なのかがわからない。 芸大祭が終わって、わたしたちの展示は5月の文フリから始…

木々との対話

牡羊 見る角度によって変わるガラスの目が悲しそうに光っていた 東京都美術館で開催中の「木々との対話」展、土屋仁応の木彫 他の作品もどれも愛おしさがあった

都市伝説

好きだったのか好きじゃなかったのか、そんな人とお茶した帰り道の話。 昔からあるパン屋さんの前を通りすぎた時、 「ここのパン食べたら次の日お腹壊すっていう都市伝説があったの知ってる?」 とその人が言った。 小学生の頃から知ってるパン屋なのに、私…

吉増剛造展

めちゃめちゃ暑い日だった。 東京は沖縄に比べて涼しいと思ったけど、ビルのせいかな…すごく暑い。 吉増剛造展に行った。 展示室が迷路みたいに順序が複雑で入った一瞬迷子だった。 中ではどこかから音声が流れていて、黒い薄いカーテンがゆらゆら揺れていて…