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不確かなこと

灯台へ

『灯台へ』ヴァージニア・ウルフ作御輿哲也訳岩波文庫第一部「窓」p.38~遠くの砂丘を眺めやりながら、ウィリアム・バンクスは昔のラムジーのことを思い出していた。 …… 一群れのひよこをかばうように羽根を広げた雌鶏の姿がラムジーの目にはいったからで、彼…

映画『ふたり』

大林宣彦監督作品、1991年公開の映画『ふたり』のページです。原作は赤川次郎。 途中までみんな読めます。 この映画は「おすすめのゆり」で実加役の石田ひかりの声が可愛いと書きました。お姉ちゃんはいつも実加のそばで見守ってくれています。YouTubeに予告…

美少女戦士セーラームーン①

5月1日の文学フリマで書いた「おすすめのゆり」をみなさんとお話ししようの 『美少女戦士セーラームーン』コーナーです。 全5シリーズありますが、みなさんはどの時期が一番好きだったでしょうか。わたしはリアルタイムではなく再放送を従姉妹と見ていたの…

文フリが終わって

人生初の文フリは、動揺していました。コピー機に大事なファイルを忘れていったり、設営時間に間に合わなかったり、朝に事件が色々と発生しました。 会場で話していただいた方、身振り手振り大きくかみかみで、あと、ちんすこう食べながらの対応とかごめんな…

文学フリマ東京 コ-27

5月1日に東京流通センターでおこなわれる第22回文学フリマに参加することになりました。今回は大学の友人三人で「みんなのゆり」をテーマにそれぞれ、「おはなしのゆり」「まんがのゆり」「おすすめのゆり」を書きました。わたしは「おすすめのゆり」担です…

人はついこの間まであったところに新しいものが建つと、以前ここに何があったかを思い出せなくなる。壊れゆく過程も見ていたのに。 こうやって世界は日々新しく作られていくのだろうか。過去を少しも残すことなく建てられた建物も建てられたその日から少しず…

東京物語(前編)

11/11〜14で東京にいてました。 友だちと展示をたくさん見て、わたしは朗読会で音楽と物語を聴いて、って感じに。 12日(木) 初めに日本橋にある西村画廊に小林孝亘の新作展にゆきました。友だちが好きな作家で偶然やっているというから行ってみようと思って…

夢日記

11/17 Stingの''Englishman In New York''を聴きながら寝たせいもあってソプラノサックスの音が永遠と鳴り響き、他の音は一切追わずにサックスの音ばかりなぞっていた。時々ゆがむ旋律。冬の、雪が降っている時の空模様。昼間だけど薄暗くてでも白く明るい。…

夢日記

11/10 見たことのない人が初めて出てきたかもしれない。 赤いマウンテンパーカーを着た優しげな男の人。いいカメラを持っていた。そのカメラでショッピングモールの広場で写真撮られた。今日着てる服がいいんだとか。でも子どもが前を横切ったから多分私の服…

写真

11/2〜3に行われる学祭で初めての写真集を出します 【K i y a m e k i】2015.11.02 親から譲り受けしフィルムカメラ(キヤノン)で撮りためたものたちです。 写真集の後ろにブログのURLも載せていますので、もし買ってくださった方がいましたら、コチラに感想…

散歩した。今度モノクロで撮る。モノクロだとどう写るかの感覚は印刷してみたいとわからないだろうけど、難しいことはわかった。

朝の空気の澄み方沖縄にも秋

最近頭が働かない。ぼーっと、たとえるなら真っ白より少し汚れた薄黄土色っぽくて厚ぼったい楕円が(脳が)内側から出てくるありとあらゆる発想やら思考を遮って停止させている。生まれさせないという方が正しいかもしれない。生まれる前からその要素を根絶…

鈴木理策写真展

の感想を覚えてる範囲で書きます。 「意識の流れ」ってタイトルがとても気に入っていて、写真を見ているとどこからかわからない意識が働き出す気がした。個人的にEtudeの、あのケースがお洒落な棺桶みたいで、その中に閉じ込められた花たちをよく見ていた。 …

ひとさらい

手打ちうどん職人たちを監視して金星人の夏が過ぎゆく 水田を歩む クリアファイルから散った真冬の譜面を追って 天井と私のあいだを一本の各駅停車が往復する夜 公園でひたすら脱臼しあってる恋人たちに降れよ 星とか 笹井宏之 歌集『ひとさらい』

2015.8.8

ミラー・マンホール // 分岐

家が高いところにあるから、下の街に行く時にあるのは坂。街に降りて思う、平坦だなとそばに流れる川には変な魚がいて人の庭らしきところを通って新しい道を見つけるとそこはスタバ

作曲家がその中で生活している限り、言葉は作曲家の生命の律動を担っているはずだ。言葉は人間の舌と切りはなすことができない。舌は呼吸と切り離すことができない。呼吸は心臓と切りはなすことができない。すなわち、音と言葉は、間に呼吸と心臓という生命…

家の屋上に設置されてる水のタンク、だいたいは円柱型が多いのだけど、中にはこんな形も。今日高速道路を走っていたらすごく理想的な綺麗な丸い形を発見して思わず見てしまった。なんだかUFOみたいな感じでかわいい。

私はわたし自身に委ねすぎているのだろうか。 こうなりたい自分となりたいと思ってなることを拒んでいる自分。 なりたいものに自然体でなっていたい、そう思うのは私だけなのだろうか。 たまにみんながどのようにして自分であるのか/あり続けているのか気に…

あっという間

あっという間に3月も後半に。 先日劇団ままごとの公演『わが星』を予約しました。 http://wagahoshi.com/text-mode/ 今から楽しみ

「まぶさん、処女ってなんでしょう」 「個性かなあ」 と即答してまぶは、また新聞に視線を戻した。 個性。個性。個性。個性。 「じゃあ、処女じゃないのは」 こんどはまぶは顔もあげぬまま、「個性かなあ」 (『バージンパンケーキ国分寺』雪舟えま) あー …

真っ赤なスカート

NHKの番組を見て号泣。理由は不明。どこかの島の伝統的なスカート(クルト)の話。 小さな島で端から端までは7km。移動は自転車。 島の女は祝い事があると真っ赤なクルトを身にまとい、誰かが亡くなると青いクルトで弔う。 とてもきれいな羊毛だった。

古川日出男『アビシニアン』を読んだ。 友人に借りた時に「いいよー、古川日出男はいいよー」と言われていたけど、ほんとその通りだった。 彼女の声はとても心地よい響きを持っていて、私もうっとりした。 よかった。